Wrapped Tokenとは? WBTC WETHなど

みなさんはDeFiを利用したことがありますか?主にDEXを使っている方はわかると思うのですが、BTCとは別にWBTC、ETHとは別にWETHと言ったようにWが頭についたトークンがあります。

このWはどういう意味があるのか、なぜついているのか今回はWrapped Token(ラップドトークン)について詳しく説明します。

Wrapped Tokenとは?

Wrapped Tokenとは、あるトークンをラップしたトークンのことを指します。例えば、WBTC、WETH、WBNB、WMATICなどたくさん存在します。

ラップしたトークンとはどういう意味でしょうか?WBTCを例に説明をしていきます。

WBTCとは?

WBTC(Wrapped Bitcoin)とは、ビットコインをイーサリアム上で利用できるようにERC20の規格で発行したトークンです。1BTC=1WBTCで発行されBitGoによって担保•管理されています。

BitGoとは、2013年に設立された暗号資産カストディ業者です。当初はホットウォレットのAPIを提供していましたが、2018年にサウスダコタ州の銀行ライセンスを持つ企業としカストディ事業を日本を含む世界中に拡大しています。

話を戻すと、担保のBTC管理はBitGoが行なっていますがプロジェクトは複数の企業により立ち上がりました。2018年にKyber NetworkとRenによってBitGoにWBTCのカストディアンになってほしいと申し出たことがきっかけです。

現在のWBTC Network(https://www.wbtc.network/)には、上記の3企業をはじめ、大手クリプトVCのThree Arrows Capitalや大手DeFiプロトコルのMakerDAOやUniswapなども参画しています。

またWBTCを担保にできたり、流動性供給を行うなどイーサリアムエコシステム内での需要は高まっており、CoinMarketCapの情報によると記事執筆時点(3/6 5PM)で、時価総額17位の100億ドルと日本円で1兆円を超える額を発行しています。

このようにビットコインを固有のチェーン以外での流動性を持たせるために非常に有用です。

ではWETHやWBNB、WMATICなどは同じ経緯と仕組みで発行されたのでしょうか?結論から答えるとWBTCとは違う理由で発行されました。

WETHとは?

WETH(Wrapped Ethereum)とは、EthereumのネイティブトークンETHとは異なり、ETH20の規格で発行されたラップドトークンです。DEXなどで1ETH=1WETHに交換でき、ETHと常に同じ価値を保っています。WBTCと同じく発行量はかなり伸び、CoinMarketCapの情報によると記事執筆時点(3/6 5PM)で、30億ドルを推移しています。

WBTCと異なる点としては、チェーンを跨いだ利用に限らずEthereum上でもラップドトークンとして利用されます。なぜでしょうか?Ethereumが誕生した時から遡ると理由がわかります。

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Ethereumが誕生したのは、2015年7月30日の「Frontier」です。しかしEIP-20(Token Standard)は2015年11月19日に作成され、ERC20の規格は2017年9月に実装されました。そのためETHはERC20のトークン規格に沿っていないものでした。

しかしDEX等の分散プラットフォームでは、スマートコントラクトを利用しているためERC20のほうが都合がいいとなりました。そうしてRELAYERhttps://relayer.network/)によって発行されました。

WETH公式サイト(https://weth.io/)によると、今後ERC20からERC223の規格への変更を検討しているとのことです。

その他のWBNBやWMATIC等もWETHと同じく、ネイティブトークンをBEP20やERC20に対応させるために発行されました。その他にもブリッジ等のプロトコルごとにラップされたトークンも存在します。ブリッジの仕組みについても今後詳しく説明します。

発行された経緯や仕組み上の違いがあるものの、どれも価格が元のトークンと同じという意味合いでは、暗号資産のステーブルコインという認識でもあながち間違ってないでしょう。

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