週刊資金調達 #2

今週も金曜日になりました。「週刊資金調達」は世界のブロックチェーン企業の資金調達をわかりやすくまとめています。

第2回は3/4-3/10の週、計33社(内1つは団体)が資金調達を行いました(一部新たに発見した3/3以前の企業も含みます)。

今週も日本人起業家が海外で資金調達を完了したニュースがあり非常に嬉しいです。ちなみに先週と比べ全体の企業数は2倍以上の数です。それではそれぞれの企業について詳しくみていきましょう。

Matrix World

Matrix Worldとは、2021年10月より始まったマルチチェーンに対応したメタバースプロジェクトです。現在の対応チェーンはEthereum、Flowの2つです。没入型の3Dアプリケーションを構築することができ、ユーザーとクリエイターのメタバース体験を向上させることを目標としています。さらに3月7日にはRSS3との提携も発表しており、さらなる事業拡大に期待できそうです。

今回のラウンドはTess Ventures、Everest Ventures Group、Com2Us、Y2ZVenturesがリード投資家として、その他Animoca Brandsなど17社が参加し、評価額は5000万ドルでした。クオリティもかなり高く、Flowチェーンが大好きなので個人的にも大注目のプロジェクトです。

  • 調達額:550万ドル(エンジェル)
  • 投資家:Tess Ventures、Everest Ventures Group、Com2Us、Y2ZVentures など
  • 公式サイト:https://matrixworld.org/

Mizar

Mizarとは、サブスクリプションなしで利用できるBOTを利用したコピートレードサービスを提供しています。DCA(ドルコスト平均法)を利用できる「DCA Bots」と、好きなプログラミング言語とAPIによりカスタマイズした「API Bots」の2種類が提供されています。APIはBinance、CoinBase、FTXなどの大手取引所をカバーしています。現在は正式サービス開始前なので、アーリーアダプターとして登録が可能です。

このラウンドでは、Nexoが主導し、Huobi Ventures、KuCoin Ventures、Gate Labs、MEXC、WOO Ventures、Spark Digital Capital、Shima Capital、Stakely VC、Evolve Capital、Kairon Labs、AU21 Capital、Tenzor Capital、NFT Techが参加しました。取引補助ツールというだけあって、取引所からの出資が他の企業より非常に多いです。

  • 調達額:300万ドル(シード)
  • 投資家:Nexo など
  • 公式サイト:https://mizar.ai/

KARMAVERSE

KARMAVERSEとは、NFTやコミュニケーションツールとゲームの世界を含むメタバースプラットフォームです。独自トークンのKARMAVERSE($KARMA)とAVATAR NFTが発行され、KARMADEX、MARKETPLACEの機能が搭載されます。

このラウンドは、A&T Capitalが主導しました。その他にも、Foresight Ventures、Polygon Studiosなど10以上のVCが参加しました。

第1作として「KARMAVERSE ZONBIE」のリリースを準備しており、iOS、Android、Windowsでの配信が予告されています。

2月11日にも資金調達を行っており、その際はInfinity Ventures Crypto、TPS Capital、Yield Guild Games Southeast Asiaのから合計200万ドルの出資を受けました。また2月20日から3月10日まで、TrustSwap、MetaversePad、INFINITE LAUNCH、Bull Starter、GamesPad、BifGetでIDOを行っています。

  • 調達額:600万ドル(プライベート)
  • 投資家:A&T Capital など
  • 公式サイト:https://karmaverse.io/

DEXALOT

DEXALOTとは、Avalanche C-ChainでローンチされるDEXです。AMMを採用している一般的なDEXとは異なり、板取引が可能なのでAvalancheユーザーからは注目を浴びています。

2021年8月6日よりテストネットでローンチされ、現在はベータ版として公開されています。またガバナンストークンとして$ALOTが存在します。

このラウンドはAvalancheのBlizzard Fundが主導し、Colony、Benqi、AVentures、Avascanなど12のVCが参加しました。

  • 調達額:700万ドル(シード)
  • 投資家:Blizzard Fund など
  • 公式サイト:https://dexalot.com/

Inworld AI

Inworld AIとは、ゲームエンジンやメタバースアプリケーションとの統合を実現するクリエイタープラットフォームを開発しています。特にメタバース上でのキャラクターに注力しており、新しい体験を生むことを目標としています。ちなみに今回の調達でチームのメンバーを増員する予定です。

2021年11月8日にもプレシードでCRVなどから720万ドルを調達しており、今回が2回目の調達です。このラウンドでは、Bitkraft Venturesが主導し、VRファンドとも呼ばれているThe Venture Reality Fundやエンジェル投資家として、Twitch共同創設者のKevin Lin氏、AnimocaBrands共同創設者のYatSiu氏、Oculus共同創設者のNateMitchell氏という業界から親和性の高い人物からも出資を受けています。

  • 調達額:1050万ドル(シード)
  • 投資家:Bitkraft Ventures など
  • 公式サイト:https://www.inworld.ai/

Praxis

Praxisとは、多くの人が好きな場所から仕事をできるような世界を創るプロジェクトを手がける注目のスタートアップです。Y Combinatorの幹部や、都市開発プロジェクトの有識者を含むチームで新しい都市の建設に取り組んでいます。

今回が2回目の資金調達で、このラウンドではParadigmが主導し、Apollo Projects、Alameda Research、Three Arrows Capital、Robot Venturesおよび既存の投資家が出資を行いました。

Ignite tournaments

Ignite tournamentsとは、Play-to-Earnのゲームを配信したりトーナメントを行うことができるプラットフォームです。

「eスポーツ×モバイル×トーナメント×配信×暗号資産」をコンセプトに、既存のプラットフォームと比較して、モバイル向けの最適化や低いチャージバック、暗号資産を利用を可能にしています。またガバナンストークンのして$TENKAが存在します。

今年2月にもシードで300万ドル調達しました。その際は、Yield GuildGamesとAscensiveAssetsが主導し、合計14のVCが参加しました。

今回のラウンドでは、Animoca Brands、Infinity Ventures Crypto、Moon HoldingsFundの3社が主導し、Huobi Venturesなどの14社が参加しました。

  • 調達額:700万ドル(ストラテジック)
  • 投資家:Animoca Brands、Infinity Ventures Crypto、Moon HoldingsFund など
  • 公式サイト:https://www.ignitetournaments.com/

DNABLOCK

DNABLOCKとは、プログラミングやアニメーションの知識がなくともアニメーションを含んだNFTコレクションを設計及び作成できるようにするクリエイター向けプラットフォーム「REPLIKANT」を提供している企業です。

メタバース用のアバターも容易に作成することができ、アイデアを形にすることができます。

同社は本サービスを発表した2021年9月に120万ドルの調達を行っており、今回で2回目のシードラウンドです。このラウンドではSfermion、Solana Ventures、Animoca Brands、Non-FungibleLabsが主導しました。

  • 調達額:700万ドル(シード)
  • 投資家:Sfermion、Solana Ventures、Animoca Brands、Non-FungibleLabs など
  • 公式サイト:https://www.dnablock.com/

Blocknom

Blocknomとは、「東南アジアのCoinbase Earn」を目指すロック期間なしで最大13%の利率を提供しているレンディングサービスです。全ての人が経済的自由を達成できるよう支援することも目標としています。

大手暗号資産カストディ会社Fireblocksと提携をしており、入出金手数料は完全無料でいつでも暗号資産を引き出すことが可能です。現在はUSDT、USDC、XIDRの3通貨に対応しています。

友達紹介プログラムを利用することで最高利率を受け取ることが可能で、CelsiusやNexoなどの大手レンディング事業者の利率を上回るので非常に注目されています。

今回のラウンドではY Combinator、Number Capital、Magic Fundの3社から調達を行いました。

  • 調達額:50万ドル(プレシード)
  • 投資家:Y Combinator、Number Capital、Magic Fund
  • 公式サイト:https://www.blocknom.com/

Lido

Lidoは、2020年12月に始まったETH2.0で数量の下限なくステーキングを可能にしたサービスです。ETH2.0では、PoS(Proof-of-Stake)を採用しており、通常バリデータになるためには32ETHが必要です。しかし、32ETHを所有している人はごくわずかで、その他多くの人はステーキングに参加することができません。そこでLidoは、小口保有者でもステーキングに参加できるよう、ステーキングプロバイダーとしてのサービス提供を開始しました。現在は、Ethereum、Terra、Solana、Kusama、Polygonに対応しています。

ステーキングを行うことで、1ETH=1stETHを証明として付与され、Curveなどでさらに運用することができます。DEXでETHに再度戻すことも可能で、レンディング等にも利用できます。

今回の投資家のa16zは2021年の7300万ドルを調達した時から出資をしており、前回のラウンドではAlameda Research、Digital Currency Group、Three ArrowsCapitalなどの名だたるVCが参加していました。

  • 調達額:7000万ドル(ベンチャー)
  • 投資家:a16z
  • 公式サイト:https://lido.fi/

Astar Network

Astar Networkとは、ポルカドットのパラチェーンオークションで5つのうち3枠目を獲得したブロックチェーンです。創業者はブロックチェーン協会理事を務める渡辺創太氏(@Sota_Web3)です。なお今回の調達金額は明かされていません。

先月2月にも資金調達を行なっており、リード投資家としてPolychain、その他にもAlameda Research、Alchemy Ventures、Crypto.com Capitalに加え、ポルカドット創業者のGavin Wood氏、本田圭佑氏も出資を行いました。

  • 調達額:不明(ストラテジック)
  • 投資家:Coinbase Ventures
  • 公式サイト:https://astar.network/

Notifi

Notifiとは、Web3アプリケーションに通話機能、通信機能、メッセージ機能を提供するB2B及びB2Cサービスです。Web2で言うTwillioのようなサービスです。SolanaとTerraに対応しています。

現在は「Notifi APIs」「Notifi Center」「Notifi Push」の3つのサービスを提供しています。

今回のラウンドでは、韓国大手クリプトVCのHashedとRace Capitalの2社が出資しました。

  • 調達額:250万ドル(プレシード)
  • 投資家:Hashed、Race Capital
  • 公式サイト:https://notifi.network/

metaENGINE

metaENGINEとは、メタバースを構築するためにゲームエンジンと世界最大の分散型ゲームプラットフォームを提供しているプラットフォームです。ゲームデータのインサイトを抽出したり、多くの学習リソース、暗号資産ウォレットとのシームレスな統合を利用できます。

5人チームで開発したとは思えないハイクオリティな映像がバックで流れており、今後も注目したいプロジェクトです。今回のラウンドでLemniscapとJumpCryptoがリード投資家として出資し、Polygon Studios、Insignius Capital、Future Fund、CoinDCX Ventures、EfficientFrontierなどが参加しました。

  • 調達額:400万ドル(シード)
  • 投資家:Lemniscap、JumpCrypto
  • 公式サイト:https://metaengine.gg/

ApeX Protocol

ApeX Protocolとは、流行っているAPEX Legendsではなく、、、分散型でデリバティブ取引を可能にするeAMMを採用した取引プラットフォームです。秘密鍵を自分で保有したまま取引ができる点と、トークンペアを作成できることが特徴です。ちなみにスマートコントラクトはBlocksecによって監査されています。

2月28日にはArbitrumメインネットでベータ版をリリースしたので、今後の成長に期待大なプロジェクトです。

今回のラウンドは、Dragonfly CapitalPartnersが主導し、Jump Trading、Tiger Global、Mirana Ventures、CyberX、Kronos、M77 Ventureなどが参加しました。またINO(Initial NFT Offering)を行うことも発表しました。

  • 調達額:非公開(シード)
  • 投資家:Dragonfly CapitalPartners など
  • 公式サイト:https://apex.exchange

KADO

KADOとは、TERRAのハッカソンメンバーにより結成されたWeb3.0の決済インフラの構築を行なっている企業です。

米ドルとUSTを数分以内で交換できる「UST Ramp」やAmazonでアプリを介してステーブルコインで決済を行う「Kado Pay」のサービスなどをリリースしています。

また新しく取り組み始めたこととして、「B2B2Cソリューション」「Solana Avalanche Cosmosへの展開」「USDCをはじめとするステーブルコインのサポート」の3つを調達の発表とともに伝えました。

今回のラウンドでは、リード投資家は韓国のブロックチェーン企業に特化したVCのHashedが行い、USDCを発行するCircle、暗号資産取引所MECXなど合計11社が参加しています。

COSMIC GUILD

COSMIC GUILDとは、スカラーシッププログラムを活かしたPlay-to-earn(P2E)コミュニティです。独自トークンとして、$CGが存在します。Axie Infinity、Nyan Herdes、PEGAXY、THETAN ARENA、SIPHER、META SOCCERの6つのゲームに対応しています。

去年12月にもBinance Labsが主導し、DeFiance Capital、Alameda Research、Play Venturesが出資しました。今回のラウンドは、Crypto.com Capitalが主導し、Fundamental Labs、Mirana Capital、Istari Venturesとエンジェル投資家が参加しました。

  • 調達額:300万ドル(プライベート)
  • 投資家:Crypto.com Capital など
  • 公式サイト:https://cosmicguild.io/

Ikonz.club

Ikonz.clubとは、知的財産権(IP)に特化したブロックチェーン、NFT及びメタバースを提供している企業です。IP所有者やアーティスト、その他の確立された資産の管理と富の構築に役立つプラットフォームも提供しています。

今回のラウンドでは、Village GlobalとWoodstock Fundが主導し、Polygon Studiosが参加しました。なお調達額については公表されていません。

  • 調達額:非公開(シード)
  • 投資家:Village Global Woodstock Fund など
  • 公式サイト:https://www.ikonz.club/

GamePad

GamePadとは、GameFi、ギルド、メタバースの分散型アクセラレーターです。プロジェクトの長期的なファンダメンタルとコミュニティを強化するために、インキュベーションプログラム、ローンチパッド、NFTプラットフォームの機能を搭載しています。技術的なノウハウなどを活かして、GameFiとメタバースプロジェクトのY combinatorになることを目標としています。

2500万ドルの評価で、250万ドルを調達しました。Enjinが主導しOKX Blockdream Venturesと共に出資を行いました。

  • 調達額:250万ドル(シード)
  • 投資家:Enjin OKX Blockdream Ventures
  • 公式サイト:https://gamepad.co/

Deliq Finance

Deliq Financeとは、Avalanche上のエコシステム(Trader Joe、Pangolinなど)の流動性供給を分散させるサービスです。従来の資本効率の悪い流動性供給を解決するためにLiquidity-by-Stakingモデルを採用しています。

Avalancheに健全な流動性市場を創出し、ほぼスリッページゼロの取引を可能にします。

今回のラウンドにはリード投資家が存在せず、Shima Capital、LD capital、Polkastarter、HOTDAO (Hotbit exchange)、Bixin Ventures、Ghaf Capital、Colony Labs、7 o’clock capital、Extra watts、DCI capital、Greenhorns、ZBS capital、Gains associates、Damo Labs、Avstar Capital、GTA ventures、VRM ventures、Cryptodiffer、Top7、Cryptofomoが参加しました。

3月にはホワイトリストに登録した投資家向けに、独自トークンの$DLQを用いたIDOを行う予定で、資金は流動性供給に利用されます。

  • 調達額:210万ドル(シード)
  • 投資家:Damo Labs、Colony Labs、Greenhorns、ZBS capital、Gains associates など
  • 公式サイト:https://deliqfinance.com/

Immutable

Immutableとは、アプリケーション、ゲーム、マーケットプレイス上において即時取引、ガス代ゼロ、カーボンニュートラルなNFT取引を実現するためのAPIです。手数料をユーザーが設定できること、9,000TPS以上の大規模なスケーラビリティを兼ね備えていることが特徴です。ちなみにGameStopやTikTokなどの企業で使用されています。

ImmutableX Mintを使うことで、安全にERC-721とERC-20トークンなどのデジタルアセットを大規模に作成および配布が可能です。

過去には2021年9月にシリーズBで6000万ドルを、2年前の2019年9月にはシリーズAで1500万ドルを調達しました。今回のラウンドでは25億ドルの企業評価で、2億ドルを調達しユニコーン企業になりました。Temasekが主導し、中国大手ゲーム会社TencentとAnimocaBrandsが参加しました。

Espresso Systems

Espresso Systemsとは、スタンフォード大学の暗号資産研究グループが開発を行うレイヤー1ブロックチェーンです。

ゼロ知識証明は、StarkWareやzkSyncなどを通じてイーサリアムブロックチェーンを拡張するための有力な候補の1つとし、レイヤー1とレイヤー2の境界線を無くしぼかすことを目標にしています。個人的にも注目のプロジェクトなので情報を追います。

このラウンドではGreylockPartnersとElectricCapitalが主導しました。その他には、Polychain Capital、Alameda Research、Coinbase Ventures、Gemini Frontier Fund、Paxos、TerraformLabsが参加しています。

CEGA

CEGAとは、Solana上で構築された暗号資産を利用した仕組み債をなどのステーキングサービスを提供しています。元YCombinatorの創設者を含む強力なチームの共同創業者兼CEOを務めるのは日本人女性の豊崎亜里紗さん。エキゾチックなデリバティブ機能を暗号資産にすることでDeFiを次のフェーズへ進化させることを目標としています。

今回のラウンドはDragonfly CapitalPartnersが主導し、Pantera Capital、Coinbase Ventures、Alameda Research、Solanaからも出資を受けました。

  • 調達額:430万ドル(シード)
  • 投資家:Dragonfly CapitalPartners とは
  • 公式サイト:https://cega.fi/

IQ PROTOCOL

IQ PROTOCOLとは、NFTレンタルなどのサービスを提供するエストニアのスタートアップです。NFT市場に革命を起こすことを目指しています。2021年ごろからParsiqやMysterium Networkなどのプロジェクトにステーキングプールを提供しています。NFTレンタルサービスの発表と共に、たくさんのパートナーシップを結びました。また独自トークンの$IQTが存在します。

今回のラウンドはCrypto.com Capitalが主導し、Republic Capital、Kronos Research、GSR、Axia8 Ventures、Wave7、Double Peak Group、PetRock Capital、LVT Capital、One Block Capital、Wealth Union、Solar Eco Fund、Genblock Capital、Argo Labs、Warp Speed Capital、Alpha Crypto Group、 ZBS Capital、Cryptology Asset Group、Mission Ventures、Influence Capital、AU21 Capital、NGC Ventures、GBV Capital、FBG Capital、Digital Strategies、Contango Digital Assets、Criterion VC、Cipholio、MEXC Global、7 O’Clock Capital、Pluto Digital、StarLaunch 、Oddiyana Ventures、Vespertine Capital、M77 Ventures、LuaVentures、Parachain Ventures、Perridon Holdings、ParaState Labs、DAO Capital、Crypto Round Table、Rainmaker Games、ChainMyth、Firework Games、DefiYield、Solarpunk Ventures、DAOSquare、BreederDAO、Play It Forward、Unix Gamingです。

エンジェル投資家は、CoinListのMike Zajko氏、Paxosの創設者Richmond Theo氏、Polygonの創設者Sandeep Nailwal氏、Rahul Dalmia氏、Yield GuildGamesのSarutobiSasuke氏、TezosのWaleed Rassuli氏、Good ClammGroupの創設者PriyankaGill氏、SupraOracles創設者Heslin Kim氏が参加しました。

  • 調達額:1200万ドル(不明)
  • 投資家:Crypto.com Capital など
  • 公式サイト:https://iq.space/

Diagonal Finance

Diagonal Financeとは、クリプトネイティブのためのサブスクリプション機能を提供するサービスです。2020年のサブスクリプションだけでも7.3兆ドルの市場規模があることにチャンスを感じ挑戦を始めました。オンチェーンでのサブスクリプションは不可能かと思われましたが、毎秒支払いのサブスクリプションを可能にしました。類似サービスとして、Superfluidが挙げられます。

このラウンドは、MechanismCapitalが主導し、Founder Collective、MetaCartel Ventures、The LAO、Portal Ventures、Coinbase Ventures、Angel DAOが、エンジェル投資家はMessariのRyan Selkis氏、The Daily GweiのAnthony Sassano氏、gmoneyNFT、AragonのIvan Fartunov氏、Ani Pai氏、Bspeak!のKaito氏、FigmentのClayton Manzel氏が参加しました。

Space Runners

Space Runnersとは、ブロックチェーンに記録されたメタバース上のファッションブランドです。アーティストやブランドと協力して、ゲームに取り入れるためのアイテムを作成しています。ここで作られたNFTは現実世界での交流などに引き換えられるケースにも使われます。

同社は元NBAチャンピオンのカイル・クムザとニック・ヤングとの共同コレクションを企画し、「NBA Champions Sneaker Collection」を販売しました。販売開始するとともに瞬く間に購入され、9分で10,000NFTを売り切り、SNS総フォロワーは50万人を突破しました。

このラウンドは、Pantera CapitalとPolychain Capitalが主導し、Jump Crypto、Accel、AnimocaBrands会長のYatSiu氏、Twitch共同創設者のJustinKan氏が出資を行いました。ちなみに今回の調達とは別に過去に3000万ドルの調達を完了しています。

  • 調達額:1000万ドル(シード)
  • 投資家:Pantera Capital Polychain Capital など
  • 公式サイト:https://spacerunners.com/

Blockmetrix

Blockmetrixとは、2021年に設立されたインドネシアの首都ジャカルタに拠点を置く暗号資産マイニング企業です。投資家情報に関しては一切公開されていません。

シリーズAは700万ドルの調達を行い1,000以上のリグを追加しました。今回の4,300万ドルの資金調達により5,000以上のリグを購入する予定です。

Ethsign

Ethsignとは、Web3の電子署名サービスを提供する注目のスタートアップです。メインネットを含むEVM互換のチェーンに対応しており、ウォレット経由で書類等に署名をすることが可能になります。

SAFTを利用して1200万ドルを調達しました。Sequoia Capital IndiaとMirana Venturesが主導し、合計88名が参加する非常に大規模な資金調達となりました。あまり聞かない人数なのではないでしょうか。

日本からもMiss Bitcoinのまいさん(@missbitcoin_mai)やNext Web Capital(@NextWebCapital)も出資しています。

  • 調達額:1200万ドル(シード)
  • 投資家:Sequoia Capital India、Mirana Ventures など
  • 公式サイト:https://ethsign.xyz/

BearTax

BearTaxとは、暗号資産取引の税金計算ツールです。APIかファイルのアップロードでほぼ世界中の取引をカバーしており、LIFO及びFIFOに対応しています。

国内類似サービスとして国内だとCryptact、Gtaxなどが存在します。

シアトルに拠点を置くVC、Ascendがこのラウンドを主導し、Defy.vc、BAM Ventures、Hustle Fund、Liquid2 Ventures、DraperStartupHouseが出資しています。

  • 調達額:320万ドル(シード)
  • 投資家:Ascend など
  • 公式サイト:https://bear.tax/

Gamepay

Gamepayとは、メタバースを民主化するために立ち上がったシンガポールのブロックチェーンゲームのスタートアップです。同社が開発しているP2Eゲーム「Chickey Chik」を今年の第3四半期までに発売し、追ってマーケットプレイスもリリースします。

ネイティブトークンとして$SILKが存在し、年末までにSILKブロックチェーンという独自のチェーンを開発することを発表しています。

今回のラウンドではSeierCapitalと8iHoldingsが出資を行いました。

  • 調達額:120万ドル(プレシード)
  • 投資家:SeierCapital、8iHoldings
  • 公式サイト:https://www.gamepay.sg/

Apeiron

Apeironとは、Gamepayと同じくシンガポールを拠点に開発をおこなわれているP2Eのゲームです。開発は、FoonieMagusが行なっています。

ゲーム内で利用できるNFTのプレセールは今月にも行われる予定で、ゲームのリリースは2022年後半としています。またゲーム内トークンが3種類あることも特徴です。YouTubeの動画を見る限り、P2Eゲームではまだ少ないMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)形式のゲームなのでリリースに期待です。

今回のラウンドではYield Game Guilds Southeast Asia(YGG SEA)とInfinity Ventures Cryptoが出資を行いました。またゲームには8000万ドルの価値がつけられています。

  • 調達額:75万ドル(シード)
  • 投資家:YGG SEA、Infinity Ventures Crypto
  • 公式サイト:https://apeironnft.com/

Ascenders

Ascendersとは、オープンワールドのアクションRPGゲームです。チームには過去にCall of Duty、Grand Theft Auto Series、Marvel’s Avengers、Ghost Recon: Future Soldierなどの有名タイトルの開発に関わっていたメンバーがいるので、かなり注目されています。

オープンワールド体験と、プレーヤーコミュニティにとかに力を入れ、ブロックチェーンの利点を活かした分散化されたプレイヤー主導のゲームを専門家と共に作ることを目標としています。そのため、ゲーム内資産は全てNFTにて管理されています。

今回のラウンドではParamount Capital、Sino Global Capital、Three Arrows Capital、Merit Circleの4社がリード投資家となり、DeFiance Capital、Blizzard Fund、Colony Labs、GuildFi、Momentum 6、Forward Analytics、Avocado Guild、ZeePrime、Snack Club、Layer X Capital、Mintableなどが参加しました。

  • 調達額:640万ドル(プライベート)
  • 投資家:Paramount Capital、Sino Global Capital、Three Arrows Capital、Merit Circle など
  • 公式サイト:https://www.ascenders.gg/

Wecan

Wecanとは、スイスの都市ジュネーブを拠点とする、プライベートバンク向けのコンプライアンス管理のソフトウェアを開発している企業です。ホテル、医療、ワイン、不動産、弁護士、政府業界に向けてブロックチェーンベースのコンプライアンスソリューションを多様化するためにこの資金は利用されます。すでに13の銀行と74を超える外部資産運用会社で利用されています。

今回のラウンドの調達完了報告は二回に分けて行われ、一度目が2021年12月160万フラン、二度目が今回の170万フランで、合計330万フランの調達となりました。

  • 調達額:170万フラン(シリーズB)
  • 投資家:MichelReybier
  • 公式サイト:https://wecangroup.ch/

mintBlue

mintBlueとは、Blockchain-as-a-service(BAAS)プラットフォームプロバイダーです。企業がデータを、パブリックブロックチェーンに円滑に移行できるようにするAPIを提供しています。50,000TPSで処理できるブロックチェーンを他社よりも95%安い価格で利用できます。

このラウンドでは、TwoHopVenturesが主導し、Ayre Venturesを加えた2社から200万ユーロを調達しました。

  • 調達額:200万ユーロ(シード)
  • 投資家:TwoHopVentures、Ayre Ventures
  • 公式サイト:https://mintblue.com/

今週の週刊資金調達はいかがでしたか?先週よりも幅広いジャンルの企業がいたと思います。気になったプロジェクトについては別途紹介したいと思います。それではまた来週お会いしましょう!

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